【読書】上位1%のエリートしかしらない?ニッポン経済世界最強論!(ぐっちーさん)
2018/03/28
日本という国に生まれ育ち、子どものころから当たり前だと植えつけられている行動や感覚が、他国から見れば案外特殊で、それが実は日本人の強みだったりすることを再確認できた。
この本を読み終えて、日本人として、もっと自信を持ちたいと思うことができた。
ぐっちーさんは、日ごろからメルマガやブログで、日本の多くのメディアがいかに不勉強で間違った情報提供を行っているかや、しっかりした知識と、各種の統計指標(事実)から正確に情報を読み取り、どのように将来を読み解いていくべきかを教えてくれる。
特にアメリカ経済において、住宅着工件数や失業率、求人者数(JOLTS)などの主要な指標の読み方から、全米走行距離のような非常にマニアックに思える経済統計の存在や見方を教えてくれたり、FOMCの発表や議事録などについても重要ポイントを解説してくれるので、本当に勉強になる。
自分の頭で考えること、考えるために必要な情報を収集する能力の重要性を日ごろから意識できるようになった気がしており、大変感謝している。
本作は、そんなぐっちーさんが、日本人が知らない、または、意識できていない日本(人)の強みを、海外で大いに活躍している経験や、様々な統計情報を踏まえ、解説している一冊です。
非常に前向きで、明るい日本の将来をイメージすることができます。
個人的には、特に最後のTPP開始後の影響を考える章は、是非一読するべきだと思いました。
勿論、日本経済がいかに良くなったとしても、個人レベルでは、何もせずに生活が良くなるわけはありませんので、何かしらのアクションを起こすことが必要です。経済面でも精神面でも、よい暮らしをするために、何を学び、どのように考え、行動するべきか、ある意味人生の教科書になるような良書だと思いました。
余談ですが、ぐっちーさんの会社が運営しているサイト、『Gucci Post』のコンテンツである、JDさんの世界情勢ブリーフィングはとてもおすすめです。
最近では、米大統領選が数十倍面白くなる投稿と、それに対する読者のコメントが楽しみでなりません。